2015年4月15日水曜日

【幸福な成功】ビス・アサーティブ〜働きがいとやりがいは別物




「一生懸命仕事をします」と聞けば「難易度の高い仕事に挑戦する」と言ってると聞こえる自分に都合の良い耳を持った人がいますが、全く意味が違います。

「立ちはだかる壁を乗り越える姿勢、難易度の高い仕事に挑戦する意欲」と「一生懸命仕事をしますという意欲」は似ていて非なるものです。

前者は組織に対する貢献意欲が必要ですが、後者はそうではありません。「言われたことをします」と言っているだけです。



つまり、前者の意欲は働きがいのない会社では決して生まれることはない意欲なのです。

従業員のモチベーションを高めていくには、特別に意欲のある人であっても個人任せにできることではないのです。高い信頼のある企業文化がなければ可能にできません。

高い信頼のある企業文化を築くには、めざす「北斗星」が必要です。「北斗星」は熱いリーダーシップがなければ生まれてきません。

優秀な人は、自分自身で「北斗星」を発見し、使命感を持つことができ、高い目標を持ち達成感と充実感を求めることができます。

このような人は、成長感を求めるので、会社は増やしたいと願います。ポストを用意し金銭的な報酬も増やします。しかし会社側が「北斗星」を示せなければ、援護射撃がない状態に陥るのと、価値観がかみ合わないことで、信頼感を持てず退職してしまいます。

会社側に個人の意欲をすくいあげる仕組みがないということです。これで会社が成長することはありません。
仕事のやりがいと働きがいは同じではないのですが、この違いをわかっていない経営陣が少なくないのです。

特に中小零細ではその体験を得ずにトップになっていることが多いので実感できないのです。これは成長する組織づくりの致命傷になります。

成長できなければ衰退するしかないのです。どんな業界にもビデオレンタル店が TUTAYA だけになったように現状維持はできないスパイラルが存在しているのです。

仕組みとは個人あるいは組織を【使いこなす】ことです。




人は能力があっても能力を使いこなしているわけではありません。さらにネガティブな人生脚本を持っていれば、スターウオーズのダースベイダーのようにダークサイドに引っ張られて能力を余計なことに使ってしまうので、ポジティブな活動に使える能力は、ほんのわずかです。この状態で個人任せのモチベーションの総和を使っても、組織を強くすることは難易度の高すぎる注文なのです。

「働きがいのある会社」が生み出すポジティブな影響力は個人のモチベーションに向けられているので、個人のモチベーションを高め、結果として組織のモチベーションを高めます。

会社を育てなおしたい人との出会いを楽しみにしています。





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