2015年2月10日火曜日

アサーティブな「マイ@プロジェクト」



人は誰でも「自分は価値あるもの」「価値ある人間になりたい」「自分は大事にされる資格がある」と思いたいものです。そのために生きていると言って過言ではありません。

その人たちが集まって大小の組織が世界中にあります。特に営利活動をしている組織、つまり会社で働く人々の能力の違いで結果の違いを生み出しています。

そこでリーダーシップ、組織力が「結果」を作り出す「原因」になるので、大事であることは広く認知されています。なかでも零細企業は、個人の人間力が大きく影響します。ほとんど人間力が原因のすべてになっていると言っても過言ではありません。ひとりビジネスを考えていただくとよくわかると思います。

企業規模が大きくなるほど、個人の人間力は薄まるので安定を増しますが、優れた零細企業に束になってかかっても敵わないというようなことも起こってきます。

「マイ@プロジェクト」は、個人が組織にどのように関わっているかを念頭に、個人がどのように力をつければ、公私ともに幸福な人生を送れるのか、お話していきます。

それにはまずなにより、肯定的な構えを築くことです。
なぜこの問題が重要かというと、人はポジティブであることをしきりに語るように、実際にはネガティブな人が多いからです。ネガティブな人が多い理由は簡単です。
ほとんどの子どもは親の注意、叱責を受けながら育っているからです。それは遠い昔の話ですが、解決されないまま成人しているからです。

このネガティブな思い、感情を解決するために人生の大半を使用しているのです。

人生は時間そのものです。また感情の動物と言われます。そして感情は時間と一体です。つまり感情と時間を自分のものにすることが基本です。感情と時間に対して、マネジメント&コントロールできる点が、おとながこどもと違う点であり、自分と周囲の人に責任を果たす条件と言えます。

マネジメント&コントロールが健全にできるには、肯定的な態度が必要ですが、ここでつまずきます。
肯定的な構えとは、人間関係の仕方が肯定的だということです。ところがリーダーシップを発揮するべき人が否定的な人間関係の仕方しかできないとしたら、いずれ企業は間違いなく死に体になります。そのプロセスに「働きがいのない職場」があります。人間関係の仕方が否定的だからです。

このような企業にマネジメント、マーケティングなど原理原則というべき考え、手法、さらに最新の考え方、手法を伝授したとしても、またどのような成功物語に感動してやる気になっても、水泡に帰します。行動レベルで否定的になるからです。つまり人間関係の仕方が限界になってしまうのです。

人間は脳を使って行動していますが、それ以上に感情の影響を受けます。分かっているけどできないというのは、感情が邪魔をするからです。感情は流れていて刻々と変化しています。良い方向に流れていると快活な時間を持ち、周囲の人とも楽しい時間を共有できますが、感情が停滞し押し流されると、コントロールを失います。
感情と時間を自分がコントロールできないまま、自分の望みを実現しようとしたら依存するしかなくなります。この段階で<マネジメントの放棄>が起こってしまっているのです。

ネガティブな感情は対人関係に構えに出るので周囲に向けられ、やがて自分に失意する形で意欲は失われますが、ほとんどの場合他者のせい、環境、状況のせいにされます。

なぜうまくいかないのか。なぜもっとうまく思うことがうまく運ばないのか。明らかに自分より、レベルが下だと思う人や会社が順調に推移している。自分の意見も持たず、相手のことを本当に気配りしない人が信頼されている。

それにくらべて自分はどうだ。考えて確かに努力もしている。こんな自分がうまくいかないのはおかしい。その一方で自分が信頼されないタイプだと気がついている。どんなに努力してもその先には進めない。不安を防衛するために感情と時間を思うようにコントロールできないでいる。心優しい人が思うように自己実現できずに苦しんでいる。

「マイ@プロジェクト」は、自分と集団を「価値あるもの」と感じることができるようになるために、解決よりもプロセスを大事にしています。感情と時間をセルフ・マネジメントできるスキルを身につけるプロセスを書いています。併せてモチベーション、ライフスキル、アサーティブ、マネジメント、コミュニケーションなど必要な理解が深まれば幸いです。

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