2013年2月28日木曜日

9つのアサーション権について




アサーション権


アサーション権は100以上あると言われています。まとめ方で数も変わりますが、現在、ゲンキポリタンでは、アサーション権を分かりやすくするためにシンプルに次の9つと全体に共通する基礎(じぶん外の力とじぶん内の力)にまとめています。

 1.自分の行動を自分で選択して実行する権利
 2.他者と違う自分の価値観を大切にする権
 3.(知らない、できない、分からないなど)不完全であってもいい権利
 4.論理的な説明できなくてもいい権利
 5.自分の意見を主張しない権利
 6.間違いや失敗をする権利とその責任を果たす権利
 7.自分の考えや意見、行動を変更する権利
 8.他者の困難に対して援助の選択を自分で判断する権利
 9.周囲の期待に応えなくて良い権利 
この9つのアサーション権は、どれも当たり前のことですが、ビジネスの現場では、目先の問題に振り回されて後回しになることも少なくありません。そのことがモチベーションを引き下げる要因になっていて、組織にとってもデメリットになっていることが少なくありません。
たとえばホスピタリティ、WIN-WINという概念も感情に注目したものです。ですからホスピタリティ、WIN-WINも軽々しく流行語やテクニックにしてはいけないもので、仕事の在り方そのものです。

自律した動きを期待するのも、各自を尊重するからです。

私たちは、誰でも自分の欲求をもって良いし、自分の欲求は、他の人の欲求と同じくらい大切にしてもらいたいと思っても良いのです。自分の希望を述べて、依頼をしてもよく、自分の意見を持ち、表現することも、許されている権利なのです。意欲的な恊働が喜びの内に行えることを重視しています。




2013年2月26日火曜日

ビズ・アサーティブとアサーション権



ビズ・アサーティブとアサーション権

どうすればアサーティブなビジネス活動を高めることができるか、基礎から説明していきましょう。
人は生まれながらにして基本的な人権、アサーション権を持っています。

アサーション権とは、私たちは、誰からも尊重され、大切にしてもらえる権利のことで、人間の尊厳は誰を侵すことも、誰からも侵されるものではないことを意味しています。つまり人はそれぞれに自分であっていいのです。

アサーションは1960年代のアメリカで広がり普及しました。特に難解なことではなく、人は積極的に自己主張していいのだという考えですが、60年代アメリカでは黒人差別、女性差別を背景に若者が支持し、それぞれ成果をあげました。黒人に選挙権を与えた公民権運動、ウーマンリブ、反戦運動(ベトナム戦争)がそうです。

ただなんでもいいから積極的に自己主張したらいいということではなく、率直、誠実、対等、自己責任の4つのキーワードがアサーション権の核です。

アサーション権を意識していないと、自分や他者の価値を値引きしてしまい、自分の価値を自分が値引きした分だけ、損している気分が高まります。
行き場をなくした自分の鬱憤(うっぷん)は、妬み、恨み、嫉妬の原因になります。無用な他者との比較をする原因にもなります。

特に人が本来備えているはずの<無邪気なこどもの心>を抑えている傾向が強い人、つまり社会的規範に敏感な方ほど、その傾向も強くなりがちです。
やがてストレスは鬱憤(うっぷん)となって、抑圧した感情の表現が、突然感情的な行動として暴発してしまうことがあります。どう表現していいか分からないから暴発するのです。そこでアサーティブ、つまり率直、誠実、対等、自己責任を前提に表現するということです。

この問題は公私に言えることですが、ビジネスでの対策が「ビズ・アサーティブ」です。 

アサーティブな態度はリーダーシップと深く絡んでいます。リーダーシップは家庭でも求められます。幸福な個人生活を実現して、仕事への意欲の源泉にすると、安定した生涯を過ごしやすくなります。



アサーション~遠くにあるものを近づける活動は、自分や他者の価値を値引きしない、価値を差別する基準をもたないニュートルな位置に立つところからスタートします。
ビズ・アサーティブは、ビジネスのどのシーンを切りとっても、対立がなく自然なWIN-WINが構築できるだけでなく、個人、組織、共同体の幸福が無理なく共有、共感、共鳴できるようすることが目的です。

人は生まれながらにして基本的な人権としてアサーション権を持っていることに注目します。

アサーション権とは、私たちは、誰からも尊重され、大切にしてもらえる権利のことで、人間の尊厳は誰を侵すことも、誰からも侵されるものではないことを意味しています。つまり人はそれぞれに自分であっていいのです。

アサーション権を意識していないと、自分や他者の価値を値引きしてしまい、自分の価値を自分が値引きした分だけ、損している気分が高まります。行き場をなくした自分の言葉や感情は、自分にとっての損と映ってしまい、妬み、恨み、嫉妬の原因になります。無用な他者との比較をする原因にもなります。

アサーション権は100以上あると言われています。まとめ方で数も変わりますが、アサーション権を分かりやすくするためにシンプルに次の9つと全体に共通する基礎(じぶん外の力とじぶん内の力)にまとめています。

 1.自分の行動を自分で選択して実行する権利
 2.他者と違う自分の価値観を大切にする権利
 3.(知らない、できない、分からないなど)不完全であってもいい権利
 4.論理的な説明できなくてもいい権利
 5.自分の意見を主張しない権利
 6.間違いや失敗をする権利とその責任を果たす権利
 7.自分の考えや意見、行動を変更する権利
 8.他者の困難に対して援助の選択を自分で判断する権利
 9.周囲の期待に応えなくて良い権利 

この9つのアサーション権は、働く喜びが体感できるように、ビジネス以前の問題である「人を大事にする」「大事にされる権利がある」という大前提に立ち戻り、アサーションを核にしてマネジメントを構築するための核となるものです。
どれも当たり前のことですが、ビジネスの現場では、目先の問題に振り回されて後回しになることも少なくありません。そのことが組織にとってもデメリットになっていることが少なくないのです。未来は今日の行動の結果だからです。

人が尊重されることは、人の気持ちや、考え、意見、価値観も尊重されるということです。このアサーション権を納得し、確信できれば、アサーションはビジネスのかたちとして日常に反映され、結果として目的・目標達成に寄与します。
たとえばホスピタリティ、WIN-WINという概念もそのひとつです。これらは軽々しく流行語やテクニックにしてはいけないもので、普遍的な仕事の在り方です。

軽々しく扱うほど、「ホスピタリティ!」「ホスピタリティ!」といくら口うるさく叫んでも上辺ばかりの出来事になります。今日は「結婚記念日」で定時に帰らせてください」といっても仕事だから諦めて」というようなアサーション権が無視されている職場に定着することはありません。

私たちは、誰でも「幸せになりたい」と自分の欲求をもって良いし、自分の欲求は、他の人の欲求と同じくらい大切にしてもらいたいと思っても良いのです。自分の希望を述べて、依頼をしてもよく、自分の意見を持ち、表現することも、許されている権利なのです。

そこでWin-Lossになる危険がありますが、スイッチチェンジ(物の見方を変える)を使いWin-Lossにならない配慮が必要です。私たちには物の見方を変える自由があります。できる選択と行動の権利もあります。固定化したイメージで物事を見ずに変えられるものは変えていいのです。


仕方なく配慮するのではなく、積極的に配慮することでステークホルダー全員がWin-Winになる仕組みを作っていきましょう。

2013年2月25日月曜日

ビズ・アサーティブは感情に注目します




幼いこどもと母親。お父さんを迎えに行った場所に、お父さんはいない。待ったけれど来ない。こどもは不安と寂しさから泣き出します。

この瞬間、母親の取る態度によって、こどもは救われます。

「うるさいわね。すぐに来るから泣かないの」と言えば、子供はさらに泣くでしょう。自分の気持ちを判ってもらえない断腸の思いから、今度は母親に向かって泣くのです。
ところが、「悲しいのね。大丈夫よ。もうすぐ来るからね。お父さんがいないから、悲しかったよって言ってやろうね。」子供は頷きながら泣き止みます。
自分の感情を判ってもらえて安心したからです。
前者の母親は、自分の感情に注目しましたが、後者の母親はこどもの感情に注目しました。その結果、相手の行動も、自分の行動も正反対です。
自分の行動を変えれば結果はまったく違ったものになるのです。


認知症患者は、会話は困難でも、うれしい、楽しい、悲しい、怖いといった感情は認識できます。それほど感情は大切なのです。

女性がワイワイ話しているのは、話の内容より感情の共感に重きがあります。過去の記憶も感情中心です。しかし男性が論理的に考え動こうとする一方、感情に対して鈍感です。なにがあった、どうしたという記憶は覚えていても、感情は忘れています。

人生の最後の最後まで感情が人を動かすエネルギーになっていることを思うと女性の感情に対するモチベーションの高さに注目したいものです。

ビズ・アサーティブがもっとも重視するのはこの違いです。
ビズ・アサーティブは営業活動のあり方に疑問を投げかけます。




2013年2月21日木曜日

世界はまだ使われていない「YES」で溢れている。


自分は、世界はまだ使われていないイエスで溢れていると感じています。

イエスとは、やった!、その通り!いいぞ!、野球やサッカーなどスポーツでのファインプレーに感じる気持ち、言葉。ビジネスシーンではWIN-WIN、笑顔や握手したくなる瞬間。

使われていないイエスとは、待ち望んでいる気持ち。
イエスと言いたいけれど言えるような状況ではない。期待はずれ。
つまり、こちらの出方で相手はいつでもイエスという状況にある。みんなウズウズしている。一体誰が暗いニュースを聞きたいものか。


教育、治安、モラル、マナーは音を立てて崩れる勢い。危機感から「美しい国づくり」「生きる力の再生」と言った首相をよってたかって潰しにかかったのは数年前。
一国の総理に、そこまで言わせたのは他ならぬ国民の責任です。

メディアが叩けば、同じように石を投げる。批判するのは簡単でも、良識あるはずの評論家なら
代替案のひとつも出すべきところだが、それもないままに、ケチをつける。批判するならリベラルなあの人も批判していると無自覚に相乗りして批判する。

そう思っていたら、同じ意味のことを書いている方がいました。
いまはなき阿久悠氏です。その著書「清らかな厭世」で、阿久悠氏は、「悪いのは社会だ時代だ いや制度だと言っているけど つまりは一人一人の哲学だよ」と題したページに、『無関心、無軌道、無気力、無神経、無責任、無恥、無茶、無定見、無頓着、無表情、無理無体、そして無礼とバラエティーに富んでいる。思えば不気味の初期は「三無主義」。』と書いておられます。

さらに続けています。

「勤勉と正直と正確を野暮だと嘲ったら只の怠け者の国になる」「勤勉と遊蕩の値打ちがいつの間にか逆転し真面目の生き場所がない」阿久悠氏の他界が悔やまれる。

労働は悪、休息と消費こそ美徳のようなわけの分からん、かっての真っ逆さまの価値観がまかり通るかと思えば、経済危機の嵐。

メデャアはいたずらに不安をあおりたてる。ご丁寧に音楽入りでドラマ仕立てで恐怖心をあおる。危機と無の山を前にして、なのをどうするか、ビジネスと向き合う人にとっては、気概が問われる正念場。

で、どうすればいいのか。まず原点に立つ。

人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思うものです。これこそが原点。
世界中、どこに言っても読み書きをする地域の人々にとって、すべての活動は、そのためにあると言って過言ではありません。先進国であればあるほど、その傾向は強い。無のオンパレードの横顔にもしっかり刻まれています。

だから、なにを目指すかは明白。価値ある存在だと知らせてあげればいい。それをきちんと届けられたら、商売は間違いなく繁盛します。

どのようにして届けたらいいのか、そこが難しいと言うより先に、まずは思い出していただきたい。

あなたの会社に、あなたの営業所に、お客様を称える、励ます、応援する習慣があったかどうか。サービスを良くしろではない、人と人の関係性の問題としてです。

繰り返しますが、人は誰でも、人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思うものです。

自分が大切にされてないと感じると心ばかりか、体調までおかしくなることが少なくありません。
大切にされていないと感じると、その原因を自分が劣っているからだと思うこともあります。

だからどんな店が衰退し、繁盛するかは明白なのです。
ただし、それがどれだけ多くの方に届けられるか、一番の課題になる。知ってもらわないとお客様は動けない。つまり告知です。それさえできれば間違いなく繁盛する。誰かが、ここでは売れないと言った店でも立派に繁盛する。

さて、価値ある存在だと知らせてあげればいい。それをきちんと届けられたら繁盛すると言いましたが、ほとんどの方は、それができないのも事実です。勘違いをされるからです。

お客様のメリットをズラズラ並べる。それを実行しようとする。しかし、うまくいかない。メリットを提供しているのにうまくいかないから、理由が分からなくなります。
重要なポイントです。しっかり刻んでください。
◎メリットの提供ではメリットにならないのです。心が動いたことがメリットなのです。

昨年、上場企業が展開している店舗を見てほしいと言われ、問題を指摘。改装に踏みきったところ、売り上げはまたたく間に倍になり、その後も上昇中で満席続きです。
それでかなり満足されていますが、実は倍や3倍ではダメなのです。
結果オーライの事実前提の経営をしているとそうなる。まだまだあなたは価値ある存在と伝えていないのです。それを伝えたら、4~6倍になるポテンシャルが潜んでいるので、行列のできる店になります。

人に注目しましよう。
人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思っています。
その切実にあって、何ごとにも失敗してはいけないと思っている方、自分の欲求や希望を伝えるのも、控え目にするべきだと考えている方、感情を表現を抑圧してしまう方もいます。
疲れ、落ち込み、腹立ち、寂しさ、嬉しいことさえも表現してはいけないと思っている方も少なくありません。

外部評価による力、たとえば役割、地位、さらに自分ではどうにもできないことである年齢、性などによる固定化したイメージによる行動に終始して、自分の内なる力を使わないままに自信を失っているかもしれません。

この方たちは、あなたはすばらしいと言われるのを待っています。しかし、売る側は伝えていないし、伝え方も悪い。つまり、この世界には、まだ使われていない「イエス」、使いたくてウズウズしている「イエス」が溢れています。




そのYESを救いに行く。それがマートワンのビジネス・アサーションで言う「YES, 」です。では、次に溢れている「YES」を救いに行くキーワードをご説明します。







ビジネスアサーション研修


ビジネスアサーション研修 
こんな問題はありませんか? 

・自分と相手の関係を対等に扱えず、下手になるか、高圧的になる
・相手の話を聞くより話すぎてしまう
・相手の立場を考えず、攻め込んでしまう
・タイプに合わせたアプローチができない
・思い込み・決めつけで、勝手な判断をしてしまう
・感情的な行動で交渉を台無しにしてしまう
・チームワークができない
・適切な時、場、始め方ができない
・相手によって態度を変えいぇしまう
・ノーと言われると傷ついて前に進めない
・・・・・・などなど、つきない悩み、ストレス

ビジネスアサーション研修

自分と相手を大事にしながらWIN-WINを実現するビジネス・アサーション研修です。

対象
 企業内研修(参加者数はご相談)
コース

 ●4回コース 1回4時間×4回
 ●2回コース 1回8時間×2回


目的

・交渉負けすることなく、ユーザが潜在的に持っている不満と不安に”THE WAY” を投げ込んで「イエス」を獲得できる力を理解する。
・WIN-WINな関係を構築し、継続性の高いビジネスを創造する基礎的な力を理解する。
・率直、誠実、対等、自己責任からなるじぶん内力の影響力を理解する。
・ブランド力のある営業集団、代替不可能なひとに向かう力を持つ。


そのために次のようなスキルを身につけていただきます。

・自分も相手も傷つけずウィンウィンな結果を実現する
・相手の話を傾聴する
・相手の立場を考えて、攻め込まず、自分の意見を主張できる
・タイプに合わせたアプローチができて、交渉の流れをつかめる。
・思い込み・決めつけで、可能性を閉じずに判断と行動ができる。
・感情的な行動で、価値をボロボロにしない
・共同体の一員であることを忘れない(チームワーク)
・適切な時、場、始め方ができる
・相手によって態度を変えず気持ちのよいやりとりができるができる
・部下、あるいは上司に、自分がして欲しいことを、具体的にして欲しいと言える。
・ノーと言われても傷つくことなく、前へ進むことができる
・「恥ずかしい」と思わず、堂々と自信を持って自分をアピールできる。
・誰に対しても相手に不快感を与えず、嫌なことを嫌と言える。
・判断苦手な相手とも、目を見て、間を恐れず、自信を持って落ち着いて話せる。



【アサーション Assertion】
遠い関係のものが近づくようにする活動

【アサーティブ  Assertive】
自他ともに大事にする表現をする

【アサーティブネス Assertiveness】
自他ともに大事にされた実感の持てるWIN-WINな関係性


アサーションの マスター方法には、トレーニング(契約)、セラピー、トレーナートレーニングがあります。
このうち、セラピーは心理療法、トレーナートレーニングは専門トレーナー向けです。
トレーニング(契
約)は、自分との間で実行することを約束をして取り組んでいただきますが、アサーションの主旨からして本人の自主的な取り組みに限定されますので。企業向けにはふさわしくありません。つまり一般に知られているマスター方法は企業向けには不適当なものです。

そこで、マートワンでは、アサーション、アサーティブについて以下のマスター方法をご案内しています。いずれも企業環境を考慮して取り組みやすく、成果のあがる内容にしています。
  • ビジネスアサーショントレーニング
  • ビジネスアサーション研修
  • ビジネスアサーションセミナー
  • パーソナル アサーティブトレーニング
  • パーソナル アサーティブセミナー
◎マートワンが主催する「アサーショントレーニング」は 「マイプロジェクト」という形で自主的に目標を設定して達成に取り組んでいただきます。

マネジメントとの美しいまでの融合で矛盾のないビジネスシーンをコーチング。
未曾有の危機を史上最大のチャンスにスイッチチェンジするのはあなたのスイッチチェンジ力次第、具体的なスキルをノウハウではなく在り方として身につけていただきます。
一生使える価値あるスキルです。

【ビジネスアサーション研修の主な内容】

1.アサーションなコミュニケーション
2.アサーションで、自分を知る、他者を知る
3.アサーションの切り札スキル スイッチチェンジ
4.なぜそこまでするのか?
5.アサーションなファーストコンタクト
6.感情を動かす
7.アサーティブに自分を伝える
8.リハーサル
9.アサーティブな交渉
10.ビジネスシーンでのアサーション
11,社内のシーンでのアサーション
12.相手別コミュニケーション
13.演習 アサーティブ
14.マネジメントの原理原則
15.アサーション
16.ビジネスアサーション




スイッチチェンジ


スイッチチェンジ 

スイッチチェンジについて簡単にご説明します。
スイッチチェンジとは物の見方を変えることです。
物事とは人によって見え方が違います。

有名な事例がコップ半分の水の話です。 
もう半分しかないと思う方もいれば、まだ半分あると思う方がいます。
同じものを見ても全く違う見え方がします。
つまり物事そのものに意味があるわけでなく、自分が意味を与えているに過ぎないということです。

これが分かると、仕事も人生も自分の判断次第だということが分かります。 
ふたりの男性が同じ女性に恋をしました。
ふたりとも振られましたが、ひとりは自殺し、ひとりは気にもしませんでした。

意味の与え方とはこれほど違うのです。





コミュニケーションでは衝突が起こりますが、価値観がひとりずつ違うので、起こるのが普通なのです。

そんなときに事情、事態が分かっている側が、自主的、積極的にスイッチチェンジすればいいだけのことです。つまりアサーティブです。

なにもひとつの見方に執着する必要はなく、信念を変えたり、考えを変えなさいということではなりません。少し見方を変えてアプローチの仕方を変えればいいだけのことです。

ここで言う「男前」「ハンサムウーマン」とは、それをサラッとできる懐の大きい人という意味です。 

コミュニケーションのメカニズムを理解していれば難しいことではありません。アサーションをマスターしてもらったら簡単なことです。 

たとえば男女が衝突したとします。女性ならではの、考え方、かわいらしさ、魅力があります。だから男女は互いに惹かれ合う、長い歴史と特長があります。女性らしい部分は全面的に女性に任せて、男は男の部分を引き受けましょうということもありです。 

♪男にはブルースがつきもの♪ そんな歌詞の歌もありましたが、ヘビーな部分を黙って引き受ける。日常で言えば雨戸や風呂場の掃除、靴磨きなど、女性が得意としない作業は男性が自主的に引き受ける。こんな在り方もここでいう男前の定義です。 

コミュニケーションで、スイッチチェンジは自分に任せなさい・・・これが男前、あるいはハンサムウーマンの心意気です。

上のイラストは、 スイッチチェンジ+口(伝える)=WIN-WINです。そういうことなのです。スイッチチェンジは、アサーション、アサーティブで重要な役割を担います。



2013年2月20日水曜日

アートのように美しい仕事術

【1】アートのように美しい仕事術

人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思うものです。それこそが生きる目的だと言って過言ではありません。そして幸福に楽しむために暮らしています。

自分が大切にされてないと感じると心ばかりか、体調までおかしくなることが少なくありません。またその原因を自分が劣っているからだと思うこともあります。

何ごとにも失敗してはいけないと思っている方、自分の欲求や希望を伝えるのも、控え目にするべきだと考えている方、感情を表現を抑圧してしまう方もいます。疲れ、落ち込み、腹立ち、寂しさ、嬉しいことさえも表現してはいけないと思っている方も少なくありません。

外部評価による力、たとえば役割、地位、さらに自分ではどうにもできない年齢、性などの固定化したイメージに縛られた行動に終始して、自分の内なる力(在り方)を使わないままに自信を失っているかもしれません。

ビズ・アサーティブは、仕事の現場から生まれた「矛盾のないマネジメントはアートのように美しい」をコンセプトにしています。

したがって、マネジメントのどのシーンを切りとっていただいても、対立がなく自然なWIN-WINが構築できるだけでなく、個人、組織、共同体の幸福が無理なく共有、共感、共鳴できるようになっています。

現在のビジネス社会では以下のようなキーワードがたくさん出てきます。

WIN-WIN、アサーション、アサーティブ、コミュニケーション、スイッチチェンジ、思い込み、決めつけ、イエス、相手目線、アイスブレイク、伝える、傾聴、メリット、ニュートラル、マネジメント、コーチング、ホスピタリティ、ファーストコンタクト、ゴール、プロセス、感情、交渉、プレワーク、モチベーション、共同体、PAC交流、DESC法、 PREP法、SDS法、“WIN&LOSE”“LOSE&LOSE””GIVE&GIVEN” 率直、誠実、対等、自己責任、じぶん内の力、じぶん外の力・・・・さらにTIMEHACKS

これらの意味や使い方についても説明して行きます。それは知識になって記憶に残って行くでしょう。それはそれでいいことですが、使いこなさないと意味がありません。知識の断片がいくらあっても、それが有機的につながっていて、自動的に全部が機能する必要があります。

ビズ・アサーティブでは、意欲の源泉として、人間力の土台であるライフスキルを重視して、ライフスキルを基礎に、その上にアサーション(アサーティブ、アサーティブネス)を据えて20数年以上の研究を重ねてきました。

アサーション~遠くにあるものを近づける活動は、自分や他者の価値を値引きしない、価値を差別する基準をもたないニュートルな位置に立つところからスタートします。
元々、誰にも認められているアサーション権を知り、確信をもち、そしてそれを大切にしようとする意志が必要です。

人は生まれながらにして基本的な人権としてアサーション権を持っています。
アサーション権とは、私たちは、誰からも尊重され、大切にしてもらえる権利のことで、人間の尊厳は誰を侵すことも、誰からも侵されるものではないことを意味しています。つまり人権の基本です。

ところが、人は成長とともに後から身につけた社会的イメージを優先して、アサーション権を自覚することのないままに、自分の行動を規定して行動していることが少なくありません。

抑圧した言葉、感情はどこへ行くのでしょうか?

本来、物事そのものには意味がありません。意味づけをしているのは自分の判断ですが、アサーション権を忘れていると自分の判断であることに気がつかなくなってしまいます。

習慣、広告などの情報、他者の頭、自分の思い込み中心に考え行動しているとしたら、本当の意味で自分の頭を使うことはできなくなってしまいますが、この状態を平常時の自分だと思い込んでいる可能性があります。自分でアサーション権を拒否しているみたいです。

アサーション権を意識していないと、自分や他者の価値を値引きしてしまい、自分の価値を自分が値引きした分だけ、損している気分が高まります。 行き場をなくした自分の言葉や感情によって<Win-Lost>が頻繁に起こるようになり意欲の低下がさらに<Win-Lost>を呼び込みます。

特に本来備えている無邪気なこどもの心や保護的な親の心を抑えている傾向が強い人、つまり社会的規範に敏感な方ほど、その傾向も強くなりがちで能力を発揮できなくなります。抑圧は鬱憤(うっぷん)となって、差別化する力を台無しにしてしまい、「こんなものでしょう」といった覇気のない仕事につながっていきます。

しかし、WIN-WINに目を向けてどのように展開すれば実現できるか、因果関係を組み立てていくと、アートのように美しい正しい仕事術になります。

<正しい仕事術>とは思い上がった考えに思えますが、どこから見ても矛盾がないからです。因果関係のすべてに整合性がとれているからです。その基礎には小学校の基礎教育にも採用されているWHO(世界保健機構)が提唱したライフスキルがあります。

ライフスキルは人が健全に暮らしていくスキルと定義されています。ビズ・アサーティブ=<正しい仕事術>とは人が幸福に楽しく暮らせるための仕事術なのです。

ビズ・アサーティブ

アサーティブに似た言葉には次のようなものがあります。

●アサーション(assertion)は、自己主張ですが、誤解を招くことのないようにするために、自分を率直に表現するということとしたほうがいいでしょう。

●アサーティブ(assertive)は、アサーションの形容詞です。

●アサーティブネス(assertiveness)は、自分を率直に表現しあう関係です。WIN-WINというように、ビジネス上の問題は、他者との関係で起こります。


これらの類似した単語からアサーティブネスがもっとも適切と考え、ビジネス・アサーション、ビズ・アサーティブネスをテーマにみんなが幸福になる仕事術を提案します。



●ビジネス・アサーション
WIN-WINを目的に、どのような行動・態度をとればいいのか、 具体的なビズネスシーンを想定してハウツー的に展開


●ビズ・アサーティブネス
アサーティブを理論的に説明、ご相談いただいた問題に中心に、ビズネスの現場で積極的に自分を表現することの重要性を展開


現在は<ビズ・アサーティブ>としてミックスしています。