2013年2月25日月曜日

ビズ・アサーティブは感情に注目します




幼いこどもと母親。お父さんを迎えに行った場所に、お父さんはいない。待ったけれど来ない。こどもは不安と寂しさから泣き出します。

この瞬間、母親の取る態度によって、こどもは救われます。

「うるさいわね。すぐに来るから泣かないの」と言えば、子供はさらに泣くでしょう。自分の気持ちを判ってもらえない断腸の思いから、今度は母親に向かって泣くのです。
ところが、「悲しいのね。大丈夫よ。もうすぐ来るからね。お父さんがいないから、悲しかったよって言ってやろうね。」子供は頷きながら泣き止みます。
自分の感情を判ってもらえて安心したからです。
前者の母親は、自分の感情に注目しましたが、後者の母親はこどもの感情に注目しました。その結果、相手の行動も、自分の行動も正反対です。
自分の行動を変えれば結果はまったく違ったものになるのです。


認知症患者は、会話は困難でも、うれしい、楽しい、悲しい、怖いといった感情は認識できます。それほど感情は大切なのです。

女性がワイワイ話しているのは、話の内容より感情の共感に重きがあります。過去の記憶も感情中心です。しかし男性が論理的に考え動こうとする一方、感情に対して鈍感です。なにがあった、どうしたという記憶は覚えていても、感情は忘れています。

人生の最後の最後まで感情が人を動かすエネルギーになっていることを思うと女性の感情に対するモチベーションの高さに注目したいものです。

ビズ・アサーティブがもっとも重視するのはこの違いです。
ビズ・アサーティブは営業活動のあり方に疑問を投げかけます。




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