2015年5月5日火曜日

【幸福な成功 】ビズ・アサーティブ〜人間力、社会力、組織力





人間力とはひとりの人間が社会の中で自分らしく生きていくための力です。その集積が組織力です。人間力と組織力は相互依存の関係にあります。この関係を生産的に使える力が人間力から発展した社会力です。

組織のトップにも人間力があり、末端のアルバイターにも人間力がありますが、集積が組織力なので、それぞれが「なれる最高の自分」になることをめざすことで「なれる最高の組織」が創れます。

人には限界があります。たとえば心臓に病気をかかえた人に、アスリートと競争して勝ちなさいと言っても無理な注文です。病気とつきあいながら持てる力を発揮する。これが「なれる最高の自分」の意味です。大事なことは「Be(在り方)」というわけです。

在り方を間違っていると、やる前から、できないと否定します。「いまある自分の状態でいいだろう」という考え方が支配していると、成長することはないので、個人も組織も成長しません。

人というのは、変わることを嫌がります。不安に弱い生き物だからです。
不安の前には不幸さえ選択します。

ところが、社会力が働いていると、不安に勇気を送り、励ましを送り、支援することができます。これを組織に流し込むことで、組織に従属している人々に成長力にすることができます。ここが組織の強み、相互依存の強みです。

自分ひとりではできないことが他者の力を借りることで、やれん気が、やらん気を、やる気に帰ることになるのです。「あの人もやっているなら、自分もやってみようかな。やってみたい」というようにステップアップしていくのです。

これが組織の隅まで届くと、組織力は目に見えてアップします。ポジティブな「群集心理」を引き出すのです。

プロ野球で 9年連続日本一を成し遂げ強いと言われた巨人軍にこんな秘話があります。チームを引き締めるために監督はわざとみんなの前で、ミスタージャイアンツと呼ばれた長嶋さんを叱ったそうです。チームメイトは「あの人が叱られるくらいだから」と危機感を持ち、気を引き締める効果があったそうです。

でも、どうでしょう。人間力が低すぎるチームメイトばかりなら、危機感を持つことはなかったでしょう。


人間力の正体について説明していきましょう。



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