2015年5月6日水曜日

【幸福な成功 】ビズ・アサーティブ〜車座意識になっていませんか?




「みんなで力を合わせてがんばろう」ということは、車座になることではありません。
車座は外の社会に背を向けて内向いた状態です。

ところが、賢い人ほど、賢いと思っている人ほど、「車座意識」が強いので気をつけましょう。

組織への忠誠心、仲間内での協調性を重視した関係は、仲間の突出を監視してしまい、成長をけん制するからです。

花見での車座光景を思い浮かべてみてください。車座は内向きで自分たち以外に背を向けています。
日本社会は長い間、この光景を推奨してきた傾向があります。その顕著な事例が「忠誠心」とそれを支える「滅私奉公」の精神です。

人によって考え方はいろいろですが、この状況は「ぬるま湯」のようなもので、浸かっている間は心地が良い。しかし長い間浸かっているとふやけてきて「会社離れ拒否」になります。努力する必要がないからです。これは「隙あらば辞めてやろう」というぐらいの意気込みのある人が帰属意識で踏みとどまっているのとはわけが違います。

それが「右にならえシンドローム」になってしまうと、会社はいやでも停滞します。この停滞を打ち破るのは、車座を解体することです。

同じことは業界にも当てはまります。
「みなさん、⚪️⚪️しますよ」と言われると、それに従う。

このような状態が慢性化してしまうのは、「自主性喪失病」で、明らかな病気です。

車座を解くということはなんら自主性を必要としなかったやり方を否定して、自律と自立を取り戻すことです。

そして外の世界を見て、つまりお客様がなにを求めているか、なにが不足しているのかを、社会環境から見出さなければなりません。これが昭和の初期は見つけやすく「物」でした。
やがて「良い物」に変わり、心の満足に変化していきました。

で、心は満たされたでしょうか?ますます満たされなくなっています。

みんなで力を合わせてがんばるために、目的と期限を明確にして挑戦しましょう。そのために個人個人の成長が必要なのはいうまでもありません。

この成長こそ、力を合わせる要因なのです。


「ひとりではできないけど、全員でやるならできる!」からです。



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