謝罪する場合も、依頼する時と同じように、具体的に伝えることが大切ですが、いたずらに謝るばかりになると、なにを言ってるのか分からなくなります。
「すみません。本当に申し訳ありません、なんとお詫びしたらいいやら、お詫びのしょうもありません。このようなことが二度とないように気をつけます。」
当人は心から謝っているようでも、実のところ、なにを謝っているのかさっぱりわかりません。結局、その場しのぎの口先だけの謝罪のように思えます。
「このたびは、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。やれることは全部やりました。さらに次の対策を一刻でも早く考えます。まず打ち手の優先順位が間違っていないか、確認させていただけますか?」と相手の指示を受けます。
謝罪をした上で、反省をただ謝るのではなく、具体的に対策を明確にすることが、相手の安心につながります。<率直、誠実、対等、自己責任>が基本です。
この場合も同じですが、自分のことだけを考えているのではなく、相手の安心を確保することが優先されます。それには言葉ではなく行動が決め手になります。
「確認させていただけますか?」には、このように進めていきますが、問題ないか、さらに良い考えがあるかを確認することは、なにより相手の安心につながります。さらに相手の協力を得ることも可能になります。このプロセスを通じて信頼を得ることもできるのです。
「禍を転じて福と為す」と言いますが、言葉だけを使う人がたくさんいます。福にするには、心から相手を思いやった上での適切な行動が必要なのです。
謝罪する理由がわかっているから、このようにアサーティブに伝えることができるのです。パートナーに謝罪する場合も、もちろん同じです。
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