「企業は人なり」と言われてきました。その通りですが、この言葉には、一般に受け止められている以上の重みがあります。
実際に、ほとんど人で会社の命運は決まってしまいます。
なぜなら、人は自分でも知らない目的を持って暮らしているからです。
たとえば成功したい、幸福になりたいと言います。失敗したい、不幸になりたいという人は見かけません。
しかし成功したいと言ってる人が、実際には失敗を目的としていたら、結末は失敗にたどり着きます。なぜなら日々の活動が失敗に向かっているからです。
それでは、どのような結末があるのか、事例をあげてみましょう。
・私を捕まえて
・泥棒に追い銭
・不幸な私
・弱みの正当化
・ヒステリックな糾弾
・責任転嫁
・思い込み
・私を笑って
・申し訳ありません
・その他
以上がそうです。
反動形成という言葉を聞いたことがありますね。
人は肯定的なストローク(交流)を欲しがります。しかし十分に得られないと否定的なストロークを求めて行動します。無視されるより、なにもないよりましだからです。親の愛情に不足を感じている子どもは、叱られてもいいからこっちを向いてほしくていたずらをします。これが反動形成です。
大人になっても同じようなことはあります。夫の愛情を求めてキッチンドリンカーになる主婦も同じ仕組みが働いています。夫に罵倒されてもいいから、こっちを振り向いてほしいと思った末のサインです。
よく褒めたらやる気になると言いますが、運用を間違うと危険です。
ある条件を達成したら褒められるということは裏を返すと素の自分は存在価値がないと誤解されるからです。条件さえ満たせば自分でなくてもいいのだとやる気をなくす原因になります。
このように人であることは、それだけでとっても厄介な問題を抱えているのです。
そのために、雇用する前に面接をして資質を見て採用を決めています。しかし採用を決定する側に十分なスキルがあれば的確な判断も可能ですが、そうでない場合には後にツケを回すことになります。
ユニフォームがあります。ない会社もありますが、仕事場では個人的な思想は捨てて、会社の方針で仕事をしてください。という意味があります。しかし、真実の瞬間では、個人の考え方が左右しています。
そこでマネジャーがいて、人と環境をマネジして健全な運営をめざしますが、マネジャーも人の子だし、経営者も人の子、重要なポストにいる人が、ネガティブな目的を達成しょうとしていたら、会社はダッチロール状態になります。精神疾患したパイロットが操縦桿を握っていて墜落した事例はまさしくそうなのです。
こういう問題を考慮しながら、幸福な成功を実現するための仕組みが<ビズ・アサーティブ>です。
アサーティブには似た言葉がありますが、目的は同じです。
- アサーション(assertion)は、自己主張ですが、誤解を招くことのないようにするために、自分を率直に表現するということとしたほうがいいでしょう。
- アサーティブ(assertive)は、アサーションの形容詞です。
- アサーティブネス(assertiveness)は、自分を率直に表現しあう関係です。Win-Winというように、ビジネス上の問題は、他者との関係で起こります。
ビス・アサーティブは12のステップを通じて、幸福な成功の道筋をつけます。
- 幸福な成功
- 人生脚本
- 肯定的な人間関係の仕方
- BeとDo
- リーダーシップ
- 起業家精神
- 働きがいのある職場
- 全員経営
- 社会力
- コミュニティ
- ステークホルダー
- Win-Win
アサーティブ塾
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