2015年3月21日土曜日

ビズ・アサーティブ〜無意味な防衛をしない・

相手の話をよく聞く。このこと自体はよく知られた当たり前のことですが、ところができていない人が、実はたくさんいます。
人と会話するとき、期待が大きいほど、予め防衛してしまう場合があります。

たとえば、
・ネガティブな結末を予想して競争的に構えてしまう
・話の内容を率直に受け止めず都合のよく歪曲してしまう
・聞きたいことだけ聞こえて、聞きたくない事は聞こえないようにしてしまう

このような聞き方をすると、率直、誠実、対等、自己責任というアサーティブな態度を失ってしまいます。
ラポールを架けられない状態を作り出しているのですが、当人は防衛の先回りに懸命に」なっているので気ずきません。第一相手が言ってることが正確に聞こえません。

相手の話は全部受容する必要はありません。反論があるなら、最後まで傾聴してそのあとに伝えればよいことです。聞くことと受容することは同じではありません。こんなことにならないように次の点に注意します。

・思い込みを働かせない
・相手の話を途中で遮断しない
・話題を変えない
・相手の感情を否定しない
・プレッシャーをかけない(時間、場所、道義的など)
・否定するために他の人の意見を持ち出さない
・自分の意見を伝える

予め防衛してしまうのは、自分にとってなんらかのデメリットを背負うことを恐れるからです。あるいは普段自分を等身大以上に自分を見せている人の場合もそうです。

双方がメリットを得られる「Win-Win 」を本気で目的にしていないからです。本気でないとは、「Win-Win 」が単なるレッテルになっている状態をいいます。
誰でも自分のことを優先したくなりますが、その誘惑にかられてしまうのは、具体的にどういう結末にしたいのか、客観的に考えていないからです。一旦不安を排除しましょう。受容すれば自分が意見を伝えれないと思い込んでいるのは、傾聴しない癖から離れられないからです。つまり負の循環にはまり込んでいるのです。

自分が率直、誠実、対等、自己責任というアサーティブな態度を遵守すれば、相手にも伝わります。すると相手もアサーティブな態度を遵守してくれます。お互いに気持ちのいいコミュニケーションが展開できます。「Win-Win 」の道が開きます。どちらにもメリットがあるからこそ、相手から気持ちよく「YES 」がもらえるのです。スムーズに効果的に進められるので「YES 」にたどり着くことができるようになります。


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